きもの帯の美しさが蘇る世界にひとつだけのオリジナルバッグを素材の美しさを最大限に引き出し丁寧な手仕事で仕上げます。

大切な帯から生まれた、二つのバッグ

― 母から娘へ、贈られた帯に、新しい物語を ―

今回、一本の大切な帯から、
2つのバッグをオーダーいただきました。

ひとつはお客様ご自身のために。
そして、もうひとつは大切なご友人のために。

同じ一本の帯から、
それぞれ違う表情を持つバッグが完成しました。

お母様から贈られた、大切な帯

今回お預かりした帯には、
お客様のお母様との大切な思い出がありました。

お母様の世代は、今のように自由に自分の好きなファッションを楽しむことが、なかなか難しかった時代です。

そんな時代を生きてきたお母様が、

「娘には、そんな思いをさせたくない」

という気持ちから、着物や帯を誂えてくださったそうです。

その帯が時を経て、
今度は娘さんが日々使うバッグへと姿を変えました。

着物や帯は、ただの「布」ではありません。

そこには、
その時代を生きた人の思い出や、
家族との時間、
大切な人から贈られた想いが込められています。

だからこそ、帯からバッグを仕立てるときには、
「新しいものを作る」というだけではなく、
その帯が持っている物語を次の時間へつなぐことを大切にしています。


帯の美しさを残すために、防水加工は裏側へ

KODAMA-蚕玉では、お客様のご要望により、

帯の表面に防水加工を施さずにバッグをお作りすることも可能です。

今回は、帯が持つ表面の風合いや質感をできるだけ残したいというご希望に合わせ、

帯の裏側に防水加工を施しました。

帯の表面に加工を施さないことで、織りや光沢など、帯本来の美しさをそのまま楽しんでいただけます。

また、裏側に防水加工を施すことで、

バッグとして仕立てた後の帯表面の糸ホツレが少しでも起きにくくなるようにしています。

大切な帯だからこそ、その美しさを生かしながら、これからも長くお使いいただけるバッグへ。

KODAMA-蚕玉では、帯の状態やお客様のご希望を伺いながら、それぞれの帯に合った仕立てをご提案しています。


同じ帯でも、革の色で表情が変わる

今回、特に面白いと感じたのが、革の配色による印象の違いです。

同じ帯を使っていても、
合わせる革の色が変わるだけで、バッグ全体の雰囲気は大きく変わります。

イエローの革

明るく華やかなイエローを合わせることで、
帯の中にある色彩がより引き立ち、
ぱっと目を引くバッグになりました。

持つだけで装いに明るさを添えてくれるような、
華やかで個性的な印象です。

ネイビーの革

一方、ネイビーの革を合わせると、
帯の中の深い色と調和し、
落ち着きのある上品なバッグに。

同じ帯を使っているのに、
革の色によって、まったく違う表情が生まれます。


一つの帯から、二つの個性

今回の2つのバッグは、
同じ帯から生まれました。

イエローのバッグとネイビーのバッグ。

並べてみると、それぞれの個性がはっきりと感じられます。

これは帯リメイクの面白さのひとつでもあります。

帯の柄を生かしながら、
革の色、持ち手、デザインなどを組み合わせることで、
その方だけのバッグを仕立てることができます。


受け継いだものを、これからも使えるものへ

大切にしまわれていた帯を、
もう一度、日常の中で使えるものへ。

お母様が娘さんのために選び、誂えた帯が、
今度は娘さんとご友人のバッグとなって、
これからの時間を一緒に過ごしていきます。

着物として着ることがなくなったとしても、
帯として使う機会がなくなったとしても、
その布に込められた思いまで終わるわけではありません。

形を変えて、もう一度、大切な人のそばへ。

蚕玉は、そんな「受け継ぐものづくり」を大切にしています。

大切な帯や着物をお持ちで、
「もう一度、使える形にしたい」
「思い出の品を、これからも身につけていたい」

そんなお気持ちがありましたら、
どうぞお気軽にご相談ください。

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